ドライイーストからフルーツ種に置き換えるときに考える視点
最近は米粉パンを作ることの方が多くなっているなあ、と感じる今日この頃です。
(冷凍庫は有名パン屋さんの小麦パンでいっぱい。笑)
さて、私が公式LINEでお渡ししている
「トマト酵母のフォカッチャがすごくふわふわで美味しかった!」
と、メッセージを複数いただきます。
(期間限定でレシピを無料配布してますので、公式LINEからフォカッチャとメッセージください)
では、なぜ美味しいのか?
自家培養酵母だから?
サッカロミセス以外の酵母がいるから?
トマトのうまみがでるから?
全部正解だと思ってます。
でも、それだけではないとも思います。
トマト酵母を起こそう会でも少しお話ししましたが、ドライイーストには大まかな酵母数が分かっています。
でも野生酵母だとわからない。
トマト酵母は、私が起こしてきた自家培養酵母の中でも、結構発酵力は高い方です。
(発酵力が高いか、低いかの目安は、仕込み水100%を酵母液にしたとき、1次発酵完了までにどれくらの時間がかかるかで、おおよその判断をしています。もちろん、それだけでは判断できないものもありますが)
何が言いたいかというと、ふくらみは「酵母数」にも左右されるということです。
トマト酵母の酵母数はわからない、
だけど発酵力は高い、
だから
「たくさん入れると良く膨らむし、ふっくらする」。
トマト酵母の場合は、これで良いのですが、
フルーツ種の面白いところは、
じゃあほかの酵母は?????
単に酵母の量を増やせば、どれもふっくら仕上がるわけではありません。
実際、私の受講者さんが酵母液100%にして、
ぎゅっと詰まった膨らまないパンを作られました。(美味しいけど)
結構遠回りをしましたが、
本題の「ドライイーストの米粉パンをフルーツ種に置き換えるときの視点」についてです。
フルーツ種は、単に仕込み水を酵母液に変えればよい、というものではありません。
現に、仕込み水100%にしてぎゅっと詰まった、膨らまないパンを作られた方もいます。
(狙っているならOKです)
まず最初に、
「このレシピはどんな意図でこの配合なのか?どんな食感になりそうか?」
をレシピをみて読み取ります。
そこからどんな酵母を使うかを考えていきます。
そのフルーツ酵母の発酵力は?
生地が締まる性質があるのか?
それは何が理由で締まるのか?
甘味はどうか?
などなど
他にもいろんなことを考えます。
それから、何も考えずに適当に置き換えると、
ドライイーストの米粉パンより、フルーツ種の米粉パンの方が、比容積は伸びません。
じゃあどうやって伸ばすのか?
そんなことを考えてドライイーストの米粉パンをフルーツ種に変換しています。
少し難しく話をしましたが、
フルーツ種でちょっと焼いてみたいな、という方は、仕込み水をフルーツ種に置き換える、
それだけでいいです。(同じものはできませんが、味はおいしいはず)
でも、比容積を伸ばす工夫や、フルーツ種の良さや特徴をとらえて変換してみたい方は、良かったら私のインスタや公式LINEを覗いてみてくださいね。
フルーツ種は奥がふか~~~~い世界です♡
沼ります♡笑