自家製酵母パン、液種(ストレート法)で作る理由とメリット・デメリット
こんにちは。
天然酵母パン教室 simply kitchen主宰のmanamiです。
自家製酵母パンを作ろうとレシピをみると「液種」とか「元種」とか書いてありますよね。
当教室では、
基本的に液種(ストレート法)を使用
していますが、
「元種ではないんですね!ストレートなんですか!」
と驚かれることがありました。
確かに、自家製酵母のレシピ本をみると、元種を使ったレシピが多いように思います。
私が液種(ストレート法)を使う理由と、そのメリット・デメリットをお話しします。
液種を使う方法(ストレート法)と元種を使う方法(発酵種法)の違い
液種を使う(ストレート法)
すべての材料を一度に入れ、混ぜるところから焼成まで行います。
つまり、完成した酵母液をそのまま使用します。
元種を使う(発酵種法)
完成した酵母液(液種)に粉を合わせて発酵種(元種)を作り、それを生地の一部に使用する方法です。
液種でパン作りするメリット・デメリット
<メリット>
・酵母液が完成したらすぐにパン作りに移れる
・酵母液の香りを楽しむことができる
特に季節の酵母(いちご酵母、ローズマリー酵母など)は、酵母液をたっぷり使うので、
酵母の香りを存分に楽しむことができます。
<デメリット>
・完成してすぐの発酵力の高い酵母を使わないと、一次発酵に時間がかかりすぎる
液種のデメリットは、元気のよい酵母を使わないと発酵しない=酵母の発酵力に影響を受けることです。
デメリットの対処法
私が完成して1週間以上経過した酵母を使用するときは、イーストを微量足しています。
そうやって発酵を助けてあげることで、発酵力が少し落ちた液種も使い切っています。
※その他、イーストを足すケース
気温が低い時期や、バターや卵などの添加物が多いパンを焼くときなど
100%自家製酵母のパンではなくなりますが、加えるイーストは本当に微量(0.2g程度)なので、
イースト独特のにおいはありません。
まとめ
以前、私も元種を使ってパンを焼いてみましたが、
酵母液(液種)をつくるのに1週間程度(種継ぎの場合は2~3日のことも)かかり、
それから元種を作って、さらにその後、2日間かけてパンを作る(1日目は一次発酵まで、2日目は成形~焼成まで)となるので、
面倒・・・
と思って、数回でやめてしまいました。
粉や水分量は変えず、酵母液だけ変えることで、全く違う味わいのパンができます。
自家製酵母づくりのコツをつかめば、パン作りのレパートリーも広がります。
ぜひ一緒に自家製酵母パンを焼いてみませんか?
2022年10月以降に体験レッスンを開始予定です。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。