自分に合ったレッスン、形態を選ぶ

自分に合ったレッスン、形態を選ぶときの視点

今や米粉パン教室は、本当にたくさんの教室がありますよね。(小麦パンなら尚更)

受講方法として、大きく分けて
①対面 ②オンライン(リアルタイム)レッスン ③動画レッスン

かなと思います。

その中でも、
①対面レッスンでも復習動画あり、なし、LINEサポートあり、なし

②オンライン(リアルタイム)レッスンでも、講師が受講者の手元を見ながら進めるレッスンと、講師は受講者の顔が見えない形式のレッスン(インスタライブ形式、ZOOMのセミナー形式など)

③動画レッスンでもリアルタイム質問会あり、なし、LINEサポートは個別(他の人の質問が見えない)か、オープンチャット形式(他の人の質問が見える形式)

他にも、マンツーマンレッスン、グループレッスン、などなどいろんな形式のレッスンがあります。

どれが正解とか、どれが間違っているとかはないと思っています。
選ぶときに大事な視点は、

ここからは、私の考えと、なぜ今のレッスン形態にしたのかをお話しさせていただきます。

オンライン(リアルタイム・顔を合わせる形式)、グループレッスン、少人数制、コース制

試行錯誤の末、今のレッスン形態は、


☑︎オンライン(リアルタイム・受講者さんと顔を合わせる形式)
☑︎グループレッスン
☑︎少人数制

という形態をとっています。

オンラインレッスン

現在、ZOOMを使ったオンラインレッスンをしています。

1回4〜5名、多いときで6名程度です。

オンラインレッスンのメリットは

①外出ができない方も自宅でレッスン受けられる

②自宅のオーブンで上手く焼けるようになる

③材料準備から全部自分でやることで、再現性が高くなる

私が子育て中ということもあり、受講者さんの中には、0歳の子をおんぶしながらレッスンを受けてくださったり、
夏休み中は、お子さんがそばにいながら一緒にレッスンを受けてくださったりしています。

小さい子どもがいると、なかなか外に出づらいし、(よく病気もするし・・・)
子ども同伴不可のパン教室も多いので、
オンラインで繋がれるのはメリットと感じます。

対面レッスンだと、

☑︎先生の家でうまく焼けたのに、家ではうまく焼けなかった
☑︎先生の家ではうまく焼けて、満足して自宅では焼かなかった

↑後者は私。笑

「うまく焼けない」をもっと分解すると、
・成形がうまくいかなかった
・発酵見極めが適正でなかった
・先生のオーブンと自分のオーブンが違ってうまく焼けなかった

対面レッスンだと、結構先生がサポートしてくださるので、(発酵見極めは先生がしてくださって焼いてくださるとか)
まず大きな失敗はしない。

でも、オンラインだと、どんなにサポートしても、うまくいかないこともあります。それこそが大事な学びにつながると考えています。

自分の居住環境(寒い、暑い、湿度が高い、酵母以外の常在菌が多いなど)で
自分のオーブンで

自分好みのパンを焼くことができます。

リアルタイム・受講者さんと顔を合わせる形式

私のレッスンは、アーカイブも残していますが、

できる限りリアルタイム参加をお願いしています。

※振替受講も可能にしています

どうしてもアーカイブ受講になってしまった場合は、月に2回行っているパン焼き会への参加を促しています。
(レッスンとは別に、補講の意味を兼ねて、任意参加のパン焼き会を開催しています)

以前、動画レッスンもやっていたのですが(今も一部だけ残しています)、新規の開講はしていません。

発酵見極めや、手の動きの癖などをみたいのはもちろんですが、

受講者さんの居住環境、手の温かさ、オーブンのくせ、

受講者さんが私のレッスンで何を求めているのか、

受講者さんが今悩んでいることはないか、

顔を合わせて、
表情や質問内容などから、
必要なアドバイス、必要な提案などを行っています。

少人数制

たくさんの方に知ってほしいことはもちろんなのですが、
上記のことを踏まえると、どうしても少人数制になってしまいます。

(1人でやっているので、1人で把握できる、サポートするのにキャパがあります)

グループレッスン

最初はマンツーマンレッスンだったんです。

でも、途中からグループレッスンに変えました。

単に「受け入れる人数を増やしたいから」ではないです。

グループレッスンの良さは、
①環境の違う受講者さんの様子を共有できる
②他の受講者さんの質問が参考になる
③フルーツ種が好きな仲間と仲良くなれる

特に①②の要素が大きいため、グループレッスンを採用しています。

例えば、
いつもお部屋の湿度が高いAさんの様子、
生地温度が高いBさんの様子、
使っている酵母液種が違うCさんの様子、
なかなか発酵が進んでいないDさんの様子、

それぞれ、私からのアドバイスは異なります。

それぞれへのアドバイスを聞くことで、自分がそんな状況だったらこうしようとか、
マンツーマンだったら気づかない発見、失敗事例を見ることもできます。

(失敗は財産です)

※グループレッスンにもデメリットはあります。
どうしてもマンツーマンに比べると、レッスン中、目が行き届かないことがあります。
そのため、月に2回のパン焼き会では、私はパンを焼かずに、手元をみたり、生地の状態を見ることに専念します。

コース制

「単発レッスンないですか?」

と聞かれることがあります。

受講者さんからも
「4ヶ月くらい経って、やっと酵母たちと仲良くなれた感じがする」
と言われます。

5ヶ月間かけて(サポートは6ヶ月)寒い時期、暑い時期、両方経験いただき、
工程1つ1つの意味、材料の意味などを考えて、体感いただきたいのです。

レシピをお伝えする教室ではないからこそ、1つ1つの考え方をゆっくりお伝えしていきます。

最後に

教室をはじめたばかりの頃は、

「いろんな酵母でいろんな種類のパンレシピを作る」

というレッスン形態をとっていました。

でも、今は

少ないレシピを1つ1つ深掘りする

レッスン形態にしました。

これも、受講者さんの様子を見ていて、こちらの方が満足度が高いと感じたからです。

(結果的にレシピを教えるのではなく、考え方をお伝えする形態になりました)

教室をはじめた当初は、

単発レッスン、安い料金でマンツーマンと、オンライン(相手の顔は見えない形式)、レシピをお伝えする

という形態でしたが、受講者さんの声、満足度などを反映して、

☑︎コース制
☑︎グループレッスン
☑︎レシピではなく考え方をお伝えするレッスン
☑︎1つのレシピを深掘りする

☑︎1人1人の受講の目的、ゴールに合わせてアドバイス
☑︎料金は通常のパン教室より高め

という今の形態に落ち着きました。

「そんなにガチに教えてくれなくていいよ!もっと気軽な料金で、その時を楽しめる方がいいよ!」

という方もいると思います。

その考え方もごもっとも!

いろんな考えの教室があるので、ぜひ、

ご自身が受講する目的に合わせて教室は選んでくださいね。