【初心者向け】液種とは?フルーツ酵母の使い方と米粉パンへの活かし方を解説
こんにちは、シンプリーキッチン®︎のむねおかまなみです。
「フルーツから酵母を起こしてみたけれど、次にどう使えばいいかわからない…」
そんな声をよくいただきます。
今回は、自家製酵母パン作りの第一歩でつまずきやすい
「液種(えきだね)」の使い方について、初心者の方にもわかりやすく解説します。
液種ってなに?
液種とは、果物や植物に付着している野生酵母を、水と糖で育てた液体の酵母です。
瓶の中でぷくぷくと泡立ち、ほんのりアルコール臭を感じたら、酵母が育ったサイン。
いわゆる「元種」や「中種」とは違い、液状のまま使えるのが特徴です。

液種はどうやって使うの?
液種は、パン生地の仕込みの際に「仕込み水の一部」として使います。
つまり、水の代わりに液種を入れることで、パンが発酵するのです。
たとえば:
- 総水分100gのレシピで、液種を30g使う→ 残り70gを水で補う
というように、液種は水分と酵母の両方の役割を兼ねています。
どのくらい入れればいいの?
液種の使用量は、仕込み水の20〜100%の範囲で調整します。
(パンの種類や酵母の力によって変わります)
発酵力の弱いものはたくさん使わないといけないし、入れすぎることでかえって膨らみが悪くなるような酵母もあります。
まずは、50%程度を目安に使ってみてください。
小麦パンと米粉パンで使い方は違う?
基本的な使い方は同じです。
ただ、米粉パンがグルテンがない分、使えるフルーツの種類が増えます⭕️
そこが米粉パンの面白さの1つです。

📺 動画で見たい方はこちら!
この「液種とは?どう使う?」というテーマは、YouTubeでも解説しています🎥
まとめ|フルーツの香り、味を最大限活かす米粉パン作り
液種は、果物から生まれた自然の酵母をそのまま活かせる、シンプルで奥深い存在です。
ちょっとしたコツや観察力があれば、初心者の方でも十分扱えます。
私のレッスンでは、
フルーツごとの酵母の特徴を見極め、それぞれの個性を活かした米粉パンづくりを行っています。
たとえば、
✔ 甘くてやわらかな香りが強い酵母
✔ 使うと生地が締まる酵母
✔ ハードパンに合う酵母
など、それぞれの「ちがい」を理解した上で、パンにどう活かすかを丁寧に見ていきます。
また、小麦パンと米粉パンでは、共通する部分と異なる部分があります。
その違いを比較しながら進めることで、「なぜこうするのか?」がより腑に落ちるレッスンになるよう心がけています。
酵母の声を聞きながら、自分の手でふくらませるパンづくり。
そんな時間を、一緒に楽しんでいけたらうれしいです。